2015年09月18日

今夜はビート・イット

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言わずと知れた「キング・オブ・ポップ」、マイケル・ジャクソンのギネスブック認定、史上最も売れたアルバム、「スリラー」からのメガヒットシングル。当時売り出し中だったヴァン・ヘイレンのエディー・ヴァン・へイレンがぶったまげのギターソロを弾いており、「あのギター弾いてるの、いったい誰?!」ってな感じでハードロックファンのみならず、一般的リスナーの間でも話題になった曲。結果、その後にリリースされたヴァン・ヘイレンの名盤、「1984」の全米No.1ヒットのアシストにもなったというおまけ付き。地味ながらスティーヴ・ルカサー師匠も燻し銀のバッキングでエディーのプレイを的確にサポートしてます!そんなロック・ギターの歴史的名演でもあるこの名曲を、スットコドッコイな解釈で見事に奈落の底まで引きずり落としたのが今回紹介するこの人、イングヴェイ・J・マルムスティーン!

と、言っても、こんな舌噛みそうな名前のスウェーデン生まれの毛唐のことなんざぁ「バーン」か「ヤング・ギター」読んでるような、一部のマニアしか知らないよね・・・あはは!(偏見でしょうか?いいえ、だれでも・・・by公共広告機構)説明しよう!(以下、タイム・ボカンの富山敬の声で読んでね)イングヴェイ・J・マルムスティーンとは、ネオ・クラシカルメタルという、新しいんだか古いんだかよくわからない変な名前の音楽ジャンルの絶対的ギター王者として君臨するのみならず、全ヘビーメタル、ハードロック界をも代表する屈指のテクニックとスピードを誇り、自らをヴァイキングの末裔(ビッケかよ・・・)、貴族の子孫(多分、ウソ)と称する超絶技巧派ロックギタリストなのだ!よけーわかんねぇか・・・

「光速のブタ野郎」、「ヘビメタ豚貴族」、等々、リスペクトのかけらも感じられない数々の称号(?)を授けられたことからも分かるように、ハーモニックマイナースケールや瞬間的に分散和音を弾くスウィープピッキングなどの高度な技法を駆使し、クラシカルなフレーズを人間離れしたスピードで「これでもか!」と弾きまくる超絶ギターテクニックとともに、「人間のクズ」と呼んでも一向に差し支えないほどの、これまた人間離れした人望の無さでもつとに有名なお方であらせられます・・・(笑)金無垢のロレックスをピッキングする右手に嵌め、ギターを弾きながらこれ見よがしにジャラジャラ光らせるお姿は、まるでバブル全盛期の地上げ屋さながらの佇まい!集めに集めたポンコツフェラーリのコレクションは、一昔前の環八沿いの中古外車屋さんを彷彿とさせる魅惑のラインナップだ!・・・同じくフェンダーのストラトキャスターを愛用しながらも、ミュージアムクラスのアンティークロレックスをさりげなくお召しになり、自らのイニシャル、E.C.を冠した世界に一台しかない特注フェラーリをガレージに忍ばせるエリック・クラプトン様とはそのステイタスとセンスにおいてやはり月とスッポンほどの差がある、というのが一般的な認識ですが、まぁ、相手は神様ですから・・・ドンマイ!(爆笑)

で、問題のこの曲。もうド頭から曲が始まるのも待ち切れず、無意味に光速エスパーな弾きまくり大会!しかしどんだけシャカリキになって豚伯爵が弾きまくろうとも、音楽的必然性が伴わなければ「はいはい、スゲーよ、スゲーよ・・・」とその音の羅列は右の耳から左の耳へと空しく通り過ぎて行きます。あの有名なメインリフが始まる頃、光速フレーズの垂れ流しにはもはやアテントが必要なほどに・・・「やっと歌が始まるよ・・・」とほっとしたのも束の間、「なんじゃこりゃぁ!?」(by松田優作)ロニー・ジェイムス・ディオを音痴にしたようなオッサンが、何やら不気味な唸り声を上げてます・・・戦いの合図かなにかか?と思って聴いていると、「ソッビーテッ、ジャスビーテッ・・・」どうやら、歌を歌っているようです。「・・・このオヤジ、ふざけてんのか?」と最初は思いましたが、よくよく聴いてみると、本人はいたって真面目にやっている様子・・・うーむ、偽ロニー・ジェイムス・ディオが全く畑違いの楽曲を訳も分からず熱唱しなければならないのには、きっとやむにやまれぬ、なにかフクザツな事情があるはず・・・公表されると社会的生命が危うくなるほどの弱みを養豚貴族に握られているのか、または家族を人質にでも取られているのか・・・そんなことを考えながら「ビーテ〜ッビーテ〜ッアーアー」などと、サビに入ってさらにスカタン度に拍車の掛かった致命的見当違いヴォーカルを聴いていると、もはや悲壮感すら漂っているように思えてきた。なにやら早くも壮絶なカオス状態です。

さて、幸の薄そうなヴォーカルの話は置いといて、いよいよ最大の見せ所、ギターソロです。というか、本来のギターソロパートの始まる前に、この豚、いや人、もう我慢できずに弾き出しちゃってます。原曲の構成はこの時点で完全にシカトです。とにかく隙あらばギターソロをブチ込まないことには気が済まない豚閣下、何か私生活に深刻な問題でも抱えているのではないかと心配です。それはさておき、この出だしの部分がちょっとだけ面白い。巻き弦のハイポジションをブリッジミュート掛けてフロントピックアップで弾いたような音なんだけど、「あ、これはプールで泳いでいて、耳に水が入ったときの音だ!」などと小学生の頃の夏休みの思い出が、ふと頭をよぎりました。塩素の香りが漂ってくるようなフレーズです、どーでもいーけど・・・で、ブクブク言ってるギターソロのイントロ(?)も無事に終わり、やっとギターソロです。ハァ、やれやれだぜ・・・一応、アタマとケツはエディーに敬意を表してか同様のフレーズでまとめてはいますが、それ以外は「どうだ愚民ども!オレ様の方がエディーより早いぜ!」(勿論、エディーはそんなもん追求してませんが・・・)と言わんばかりに、もう本能の赴くままに弾きまくります。エディーのソロは決められた16小節の中で時にエモーショナルに、時にスリリングに、見事な起承転結を構築した名演なのですが、この人、曲の構成上16小節でソロをきっちりまとめよう、などというつもりはハナからサラサラありません。そのまま怒涛の勢いでエンディングのフェードアウトまで、まるで何かに(豚の霊?)取り憑かれたように弾き続けます。もはや正気の沙汰ではありません。運悪く、発情の時期と重なってしまったのでしょうか・・・

つまるところ、この「Beat it」のイングヴェイヴァージョンとはいったい何だったのか?ひらったく言っちまえば、マイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」の構成とアレンジはそのまま頂戴し、ドラムをヘビーにして、そこら辺にいた(?)ダミ声ヘビメタヴォーカルに無理やり歌わせ、てめぇは好き勝手にたらたらギターを弾きました、と・・・そう言ってしまうとまるでミもフタもありませんが、実際それ以外の要素はどこを探しても見当らないのだからタチが悪い。この曲をネオ・クラシカル・メタル(笑)風にアレンジする、というアイディア自体は個人的には可能性を感じるし、なにより抜群のテクニックとそれなりのセンスもあるわけでしょう?マジメに取り組めば如何様にも料理できた筈です。それがこのテイタラクで、しかもお足を頂こうってぇんだからねぇ・・・そりゃぁ「てめぇ、何も考えてねぇだろ!手抜き仕事も大概にしやがれ!」と、ファンからソッポも向かれるよね。「オレ様がギター弾いてりゃ、全ては許される!」という傲慢さが見え隠れしてますな。まぁ、光速のブタ野郎の名に恥じない下衆っぷり、と言ってしまえばそれまでですが・・・個人的には笑えるから許すけどね。あはははは!

しかし、これ聴いたらマイケル・ジャクソンもあまりのトホホさに、きっとリアル・ネバーランドの草葉の陰で泣いてるよなぁ・・・なにはともあれ豚貴族、マイケル・ジャクソンとエディー・ヴァン・ヘイレンと、ついでにアル・ヤンコビックにも謝れ!などと言ってみても、「豚に説教」ってやつかな・・・

「宇宙からも見える地球上の人間の造ったの建造物はたった二つだけ。一つは万里の長城、もう一つはオレ様が積み上げたマーシャルアンプの壁だ!ガハハハハ!」:イングヴェイ・J・マルムスティー氏談・・・まったくもう!

https://www.youtube.com/watch?v=aQ0Jk96l-PM
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2015年08月08日

美女と男子と一発屋

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NHKで火曜10時、「美女と男子」というセンスのカケラも感じられないダサダサなタイトルのドラマをやってます。割と好きな仲間由紀恵が主演なんで、しょうがねぇなぁ、などと思いつつダラダラ見出したらこいつがなかなか面白い。

で、女房と娘に逃げられた一発屋のロックンローラー・・・というちょいとシャレにならない(?)設定の役で高橋ジョージが出てます。まさに適材適所のキャスティング、と言うべきでしょうか。それはさておき、役どころからして毎回ギターを弾いているシーンがあるのですが、その手にしているギター達がどーもフツーではありません・・・


OPではリッケンバッカーの330持ってるし、劇中で使ってるギターもナチュラルのエピフォン・カジノ、ギブソンのJ160−Eなど・・・「小道具さん、マニアックだなぁ・・・ビートルズ、好きなのかなぁ?」などと呑気なことを考えながら見ていたら、そのうちにストラトの出来そこないみたいな見慣れないギターが出てきた。「?」と思って良く見りゃズッこけた・・・なんと!こ、これは「フュチュラマ」というチェコスロバキア製のギターではないですか!ビートルズのメジャーデビュー以前にジョージ・ハリスンがハンブルグ巡業などで手にしていた、あのギターです!「あの」、と言われても普通の人はわかんないよね、あははは・・・

こんな日本に何本も無い(かどうか、よくわかりませんが・・・)ギターを、一介の小道具係に手配できるわけがねー!ってなわけで調べてみたところ・・・この高橋ジョージってぇ人、実は相当な楽器コレクターであることが判明!特にビートルズ関係ではギター、ベースは言うに及ばず、彼等が使っていたレコーディング機材に至るまで同型のモデルを片っ端から買い集める、という悪魔のようなオタクっぷり。なんと、使った金額一億円!集めたヴィンテージ・ギターが五十数本!飲んだビールが五万本!・・・おみそれしやした!

放映された映像ではギターのヘッドのブランドロゴ等は隠されてましたが(NHKなんで・・・byウッチャン)ボクの見立てではどれもオリジナルにしか見えないので、全て高橋サン(なぜか急にサン付け・・・)の私物コレクションを小道具として使っている、と考えるのが妥当ではなかろうかと思われます!前回の話ではエピフォンのテキサン(ポール・マッカートニーがマーチンD-28を手に入れる前のメインアコギ、今でもお気に入りみたいです)使ってたし、次回の予告では初期ジョンのトレードマーク、リッケンの325と思しきギターを抱えてました。ほんと、よくやるよね・・・しかしほとんど趣味でやってる、としか思えませんが。

ところで、このオープニングが秀逸。浜崎あゆみが歌う主題歌をバックに、メインキャスト達が扮したバンドがプロモーションヴィデオ風にその曲を演奏する、というシャレオツなもの。高橋ジョージの弾いているのはリッケンの330、と書いたけど、ピックガードとトラスロッドカバーがゴールドっぽいので、もしかしたら「カプリ」というもっと古いモデルの可能性もあります。だとしたら相当レアですが、まあこの人、余裕で持ってそう。そしてそれよりも何よりも、口パクでヴォーカルの仲間由紀恵が最高なんだよね。ヴォーカリストという役をキッチリこれ以上無いくらい魅力的に演じてます。このオープニング見たさに毎週見てるようなもんです。残念ながら人妻になってしまいましたが・・・

残すところ後三回、まだまだいろんなギターが出てきそうで楽しみですが、本来のドラマの楽しみ方からは完全に逸脱してますな。あははは!

http://www.dailymotion.com/video/x2mnebp
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2015年08月03日

気になったイベント

今年もやるんですね。
今年は見にいきたいです。


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2015年07月29日

落とし物発見(^_^)

最近でも居るんですね!
土禁

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2015年06月28日

Last train home

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「ジョジョの奇妙な冒険」第三部の第二シーズンを「オラオラオラオラ!」など
と雄叫びを上げつつ見ていると、エンディングで思いっきり意表を衝か れた!
何と、エンディングのテーマが、パットメセニーグループの「Last train
home」ではないですか!第一部、二部のエンディング、イエスの「Round
about」はその緊張感溢れるサウンドがハードなストーリーに見事にマッチして
たし、第一シーズンのバングルス、「Walk like an Egyptian」も遥かエジプト
を目指して個性全開のキャラ達が旅をするイメージにピッタリ。「さすがはロッ
ク大好きの荒木センセー!」などと その選曲の的確さとマニアックさに感心し
ていたのですが、最後になってまさかのパット・メセニー・・・愛用のEs-175に
はなぜか歯ブラシが挿 んであり、初対面の人ならば誰しも、心の中で「床屋い
けよ!」と叫んでしまうであろう、ジャズ、フュージョン界の奇才・・・

この曲が収録された「Still life(talking)」は1987年発表の傑作アルバ
ム、当時は本当に良く聴いてました。中でもエレキシタールのたそがれた音色が
耳に残る、この 「「Last train home」は大のお気に入り。「ジョジョの奇妙な
冒険」も、それを読みたいがために毎週少年ジャンプを買う動機になっていた最
後の作品。承太郎、ジジイ、 花京院にアブドゥル、ポルナレフ!それと忘れ
ちゃいけない犬・・・大好きな第三部のキャラ達が砂漠に佇むバックにこの懐か
しいメロディーが流れて きた時には、昔の友達と何十年かぶりに再会したかの
ような気がしました。立ち去る承太郎の足跡を消してゆく砂嵐に舞う、五人と一
匹が写る一枚のス ナップ・・・思わず郷愁を誘う音楽に映像、このスタッフは
実にセンスが良い!

タイトルの「Last train home」、「家に帰る終電」と訳すと、山手線内回り最
終池袋止り、日暮里24時25分発高砂行き、などを連想してしまいます。定冠
詞のTheが付いてな いので、ここはより普遍的に「故郷に向かう最終列車」と解
釈し、無人の荒野をひた走るアムトラックの姿などを想像してみましょう。Last
trainの後の、副詞のhomeがピリッと効いてます。「オレは家に帰る!」映画
「アポロ13」で、酸素タンクが爆発し絶体絶命の宇宙船内、船長役のト ム・
ハンクスが決然と言い放ち、絶望に打ちひしがれたクルー達を奮い立たせた決め
台詞。これがもし、「地球に帰る!」では、これほどのリアリ ティーをもって
胸に迫ってはこなかったでしょう。その後、ここぞ!というタイミングでオメガ
スピードマスターの大活躍により、全員無事に奇跡の生 還を果します。科学技
術の粋を集めたアポロ宇宙船を救ったのがゼンマイ仕掛けの機械式クロノグラフ
だった、という事実がメカ好き男の子マインドを 最高にくすぐるのですが、そ
れはまた別のお話・・・とにかく国家の威信を背負ったアストロノーツも、終電
になんとか間に合った酔っ払いのオトーサ ンも、男の帰るところは愛する家族
の待つ我が家しかありえない、という結論に達します。(そうなのか?)

ブラシで刻まれる正確なスネアのリズムはレールを疾走する車輪の音、ウッド
ベースの刻む八分音符は機関車の鼓動そのもの。やがて線路の彼方から汽 笛と
ともに現れる印象的なテーマメロディー・・・メジャーペンタトニック(長調の
音階から四度と七度の音を抜いた五音、ハ長調でいうならファとシ 抜き)主体
で紡がれた、素朴ながらもまさに心に沁みるメロディー。旅情、郷愁といった誰
もが持っているセンチメンタルな感情を喚起する珠玉の名曲 と言えるでしょう!

運命に翻弄され、遠く離れたエジプトの地で命懸けの奇妙な冒険を果したイカし
た野郎ども・・・旅の終わりに日本、フランス、アメリカ、それぞれの 故郷に
思いを馳せながら彼等の胸に去来したのはやはりこの哀愁のメロディーなのか?
さにあらず、ビートルズの「Get back」だった、というオチがつきます・・・
「やれやれだぜ・・・」うーん、やっぱりジョジョ最高!そこに痺れる憧れるぅ〜!

https://www.youtube.com/watch?v=Sq5oqY3-vhg
posted by VIVEFIVE at 10:17| Comment(0) | 日記